大妻多摩中学高等学校

Mariko’s Monthly News 6月(体育祭)

6月1日 第32回の大妻多摩中学高等学校体育祭が開かれました。一週間前の予行のときは気温30度を超える暑さで、これでは本番が思いやられると思っていましたら、天気予報では雨。日が進むにつれて雨が早まり、体育祭当日はさわやかな晴れの天気になりました。空は高く、湿度が高いという予報にもかかわらずさわやかな風が吹き渡り、絶好の体育祭日和になりました。

今年のスローガンは“Break the limit!” 「限界突破!」です。「『限界』とは人間が自ら作り出すものではないでしょうか。そこが限界だと思うから限界なのです。みなさんの前には『限界』などありません。『限界』なんて気にしないで、思う存分力を発揮してください」とプログラムのご挨拶に書いたように、生徒のみなさんの前には無限の可能性が広がっているのです。体育祭に限らず、何をするにも自分の力を信じてどこまでできるか試してみてください。

入学してまだ2か月しかたっていない中1は「大玉リレー」、中2は「ムカデ競争」と「玉入れ」、中3は「唐木田渡し」と「綱奪い」、高1は「大縄跳び」と「台風の目」、高2は「ローハイド」と「乗り越えろ」、そして高3は「最後の闘い」と「ダンス」。毎年恒例の種目です。中学生はこれに全員参加の徒競走が加わり、中高生混合チームのクラブ対抗リレーや全員リレーなどが行われました。

 

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中1「大玉リレー」
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中2「ムカデ競走、玉入れ」
中学生全員「徒競走」

 

 

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高1「大縄跳び」
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高2「ローハイド」
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中高生混合チーム「クラブ対抗リレー」

 

中高とも縦割りに赤、白、黄、青の4つの組に分かれ、どの種目も女子生徒とは思えないほどの迫力と力強さで勝敗を競い合いました。種目が変わるごとに順位が入れ替わり、最後まで勝敗が分かりませんでしたが、集計の結果黄組が優勝しました。高1、高2有志による応援団のエール交換も、昼休みに中庭で練習した成果が発揮されとても素晴らしいものでした。

 

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高1、高2「エール交換」

そして生徒も保護者のみなさんも待ち望んでいたのが高3のダンス。高3はこの体育祭を機に来春の大学入試に備えて勉強に励むことになります。今年のテーマは“Color”。最初は上下黒の衣装を身につけたサーカス団員の単調な演技は、次第にカラフルで躍動するダンスに変わっていきます。それぞれの個性を尊重しあい、自らを表現することによって自分の色を出すことが出来るという、卒業後の様々な可能性を表しているような力強いダンスでした。後半カラフルな衣装に着替えた生徒の表情は自信で輝いており、ダンスが終わった瞬間には生徒と保護者席から感動の拍手が沸き起こりました。

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高3「ダンス」

さて、運動会とか体育祭といえば、前日から予行練習をし、まず開会式と校長先生の話に始まり、競技といえば「大玉転がし」「綱引き」「リレー」「騎馬戦」「ムカデ競争」「玉入れ」などが定番。お昼になれば校庭で保護者と一緒にお弁当を食べるなどというのが普通でしたが、最近では運動会の席の場所取りや家族揃ってお弁当などのことはなくなってきたように聞きます。また10月10日が「体育の日」に決められているように、かつては「運動会」というと秋に行われていましたが、残暑厳しい秋よりも5、6月の梅雨の前に行う学校も増えてきました。

でも運動会というのは日本独特らしいです。そもそも運動会が始まったのは明治初期、海軍の幹部候補生のための「海軍兵学校」にイギリス人教員が規律と体力強化のために導入したスポーツ大会が発生のようです。このスポーツ大会が教員養成の師範学校に伝わり、日本中の小学校や中学校で行われるようになったとか。戦時色が強まると、「鍛錬」や「錬成」などの意味合いが強まり、国民一致団結して戦うという意識のもとに生徒の行進が行われたり、騎馬戦や組体操などが行われたといいます。

私たちにはなじみの深い運動会ですが、最近ではこの日本式運動会は、海外に進出した日本企業の工場などで現地と日本人社員と家族の親睦の意味で行われるというのを聞いたことがあります。会社の士気を高めるのによいということです。

海外の学校でもスポーツデイといって様々なスポーツが行われる日があるようですが、日本の運動会のような全校生徒参加の予行練習や決まったプログラムはなく、競技もリレーや短距離走などということです。その代わりにフットボール大会とかバスケットボール大会、マーチングバンドやチアリーディングなどが盛んですね。

大妻多摩の三大行事である初夏の体育祭は、各学年を縦割りにして中1から高3までが4つの色に分かれて、上級生は下級生を、下級生は上級生を応援するなかで学年を越えた一体感が得られます。様々な変遷を経て現在に至った体育祭ですが、体育が得意な生徒もそうでない生徒もみんなが一緒になって楽しめる素晴らしい行事だと思います。

 

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