大妻多摩中学高等学校

【校長室より】オーストラリアの動物たち

オーストラリアの動物たち

オーストラリアは長期にわたって地理的に隔離されていた(アジアやヨーロッパのように地続きではなかった)という理由から、お腹に袋をもつカンガルーのような有袋類、カモノハシのような単孔類など固有の動物が存在します。今回の研修ではカンガルーやコアラなど、北半球には生息しない動物たちに会えるのが楽しみでした。

研修三日目はゴールドコーストから車で20分ほどのカランビン野生動物保護園(Currumbin Wildlife Sanctuary)に行きました。まず入り口のゲートをくぐるとそこには大きな木があり、あちこちの枝にはコアラがたくさん寝ていました。オーストラリアにはコアラが好んで食べるユーカリの木が生えており、たぶんその木もユーカリの木なのでしょう。ユーカリといってもいろいろな種類があるらしく、コアラはその一部のユーカリしか食べないそうですが、希望すれば抱っこもできるそうです。地図に従って園内を進むと、カンガルーやワラビ―に餌を与えることができるエリアや、珍しい動物たち、例えばタスマニアンデビルやウォンバット、木登りカンガルーやエミューなどのエリアもあります。巨大なクロコダイルも見ることができました。

オーストラリアの動物_コアラ オーストラリアの動物_クロコダイル
木の陰に隠れるコアラ 親子で泳ぐクロコダイル
オーストラリアの動物_タスマニアンデビル オーストラリアの動物_カンガルー
自由に過ごすタスマニアンデビル リラックスするカンガルー
オーストラリアの動物_エミュー
エミュー

また赤や緑や青のカラフルなインコ(レインボーロリキート)の餌付けもできます。もともとこのインコは野生で、朝ゴールドコーストの通りを散歩していると、ヤシ(?)の並木にギャーギャーと鳴き声を上げているたくさんのインコを見ることができます。また海岸を散歩するとあちこちにカモメの姿も見ることができますが、人に慣れていて逃げる様子もない。野生といえば、この動物保護園の周辺に野生に生息するオーストラリアクロトキにはびっくりしました。日本では特別天然記念物として扱われている「トキ」ですが、「トキ」より一回り小さいオーストラリアクロトキは長いくちばしを持ち、ばさばさと何羽も飛んで来て残飯をあさったり、レストランの中にまで入り込んで観光客の食べ物を狙うので、日本のカラスのように嫌われています。多摩キャンパスのウグイス、自宅の近所の雀とドバトなどから比べると、色合いも鳴き声も日本の鳥とは全く違うオーストラリアの鳥たち。羽根が生えているのにどうして固有な種が残ったのか不思議です。

この野生動物保護園はナショナルトラストで管理されており、希少な動物を保護して繁殖にも努めているということです。動物園のようにオリに入れているわけでもなく、一応囲いはあるものの、ごく自然な状態で保護されています。コアラやカンガルーといえばオーストラリア各地に保護地域があるようですが、高速道路沿いに「野生のコアラやカンガルー出没注意」の標識があるのも広大な国土をもつオーストラリアらしい。