大妻多摩中学高等学校

【校長室より】エマ・ワトソンのHeForSheキャンペーン

エマ・ワトソンのHeForSheキャンペーン

 

エマワトソン


ディズニーアニメや劇団四季のミュージカルでもおなじみの『美女と野獣』の実写版がエマ・ワトソン主演で来春公開されます。原作は18世紀フランスのヴィルヌーブ夫人。以来、この作品は映画、テレビドラマ、バレー作品などに脚色されてきました。作品については別の機会に書くことにして、今回はエマ・ワトソンについてお話ししましょう。

2001年11歳のときにハリー・ポッターシリーズ第一作目の『ハリー・ポッター賢者の石』で、ハリーの友人の優等生ハーマイオニーを演じ、7作目まで全シリーズに出演して人気者になったエマ・ワトソンですが、彼女にはジェンダーの平等を訴え続けているというフェミニストとしての一面があります。

エマは2014年に国連のUN Womenの親善大使に任命され、開発途上国を訪問したり、少女たちの教育を受ける権利を国内外に訴える活動をしてきました。またジェンダーの平等に向けたUN WomenのHeForSheのキャンペーン発足を記念して国連でスピーチをしました。彼女は、フェミニズムとは女性の側からだけの権利主張ではなく、男性と女性が平等に権利と機会を与えられることと捉え、世界中の女性に対する暴力や差別をなくすためには、男性の女性に対する理解と積極的な参加が必要であると訴えました。

“I’m inviting you to step forward, to be seen, and to ask yourself…If not me, who? If not now, when?”

(「前に進もうではありませんか。そして自分自身に問うてみて下さい。私でなかったなら、誰がするの?今でなかったら、いつするの?」)

『美女と野獣』撮影のためしばらく社会活動を休止していたワトソンは、2016年9月に「グローバル・シティズン」が製作した『ハードル』というビデオのナレーションを務めました。この中で彼女は「女性たちはこれまでさまざまな不平等と戦い、多くのハードルを飛び越えて参政権や教育の機会、政治参加などの権利を勝ち取ってきました。でも(権利獲得のための)レースは毎日、毎年、一生続きます。誰も女性たちを止めることはできません」と語りました。

ディズニーアニメの『美女と野獣』のテーマは「真実の愛」、見かけに惑わされずに真実の愛を貫けるかということなのですが、実写版でエマはベルをどのように演じるのでしょうか。公開が今から楽しみです。