大妻多摩中学高等学校

【校長室より】あけましておめでとうございます

新年②
学生会館からの日の出

 

あけましておめでとうございます。
本年がみなさまにとりまして輝かしい年になりますようお祈り申し上げます。

新しい年が明け、生徒のみなさんはそれぞれに新年の決意を新たにしたことと思います。中学一年生は中学に入学して初めてのお正月をご家族で落ち着いて迎えたことでしょう。一方、高校3年生は早々に大学センター試験が待っており、それに続く大学入試本番を迎えます。日頃の成果が十二分に発揮できるように万全の体調で臨んで下さい。大学進学は人生の通過点です。本当の人生が花開くのは大学を卒業して社会に踏み出したときです。

ダボス会議で知られる世界経済フォーラムは、毎年、各国の男女格差がどれくらい少ないか(言い換えると男女平等がどれくらい進んでいるか)を指標化して順位で示していますが、日本は昨年度世界145カ国中101位でした。1位はアイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンなどが続き、北欧の国々の男女格差の少なさが目立ちます。主要7カ国(G7)の中ではドイツ11位、フランス15位、イギリス18位、アメリカ18位、カナダ30位、イタリア41位でした。前の年に日本は104位でしたが、女性閣僚が増えて「政治」の得点が上がったことから順位が3つ上がりました。それにしても、先進国でありながら日本はさまざまな面できわめて男女格差が大きいと言えるでしょう。

新年① 新年③
学生会館からの日の出

 

コタカ先生のおっしゃる「良妻賢母」とは、「良き妻たれ、賢き母たれ」に加えて「良き社会人たれ」という意味が含まれています。明治時代に勤労学生のための夜学を日本で初めて創設なさったコタカ先生は、大妻学院創立当初から社会に貢献できる人材の育成を目指されました。先のダボス会議の発表を見ると、100年以上たった現代においてもすこしも男女格差は縮まっていないように見えます。多摩キャンパスで伸び伸び過ごした生徒のみなさんは、社会に出たときにさまざまな場面で男女格差に直面するかもしれません。でもそれほど心配することはありません。中学高校6年間で自己を確立し、しっかりした意見を持つことができれば社会に出ても怖くありません。女性らしさを生かし、他人に左右されることなくはっきり自分の意見を言える人になってほしいと思います。

大妻多摩中学高等学校は優れた自然環境と充実した施設を活用し、基礎学力を確実にすることはもちろん、歴史と伝統に裏打ちされた質の高い女子教育を目指していますが、継続して次のような教育改革を進めて参ります。

  1. 教育のICT化に伴い、各教科においてアクティブ・ラーニングを推進します。
  2. 教育のグローバル化を受けて、日本人としてのアイデンティティを再確認すると共に、帰国生・国際生など多様な文化背景をもった生徒を受け入れることによって学習環境の多様化を目指します。またターム留学や語学研修の機会を増やし、国際的に活躍できる人材を育成します。
  3. 2020年の大学入試改革に向けて、中学の卒業研究だけでなく、高校でも論文作成を課すことにより、思考力・判断力・表現力を強化することについて導入を含めて検討します。

さらに来年度に向けて新たな教育方針を打ち出す準備をしておりますので期待していて下さい。