大妻多摩中学高等学校

【校長室より】「ほめあいたい」

もみじ①
中高棟のもみじ

これは大妻コタカ先生が昭和35年に『復刊 ふるさと』14号にお書きになった言葉です。

ほめられると人は悪い気はしません。コタカ先生がおっしゃるように、ほめられると「人情の常で、始終笑顔で暮らしたいと心がけます。」 笑顔で人に接すれば、相手も気持ちがなごんでコミュニケーションもうまくいくというものです。

「ほめて教える」ことと「叱って教える」こととではどちらが効果があるでしょうか。落ち度や欠点を指摘されて叱責されたことによってやる気を失うかもしれませんし、あるいは叱られたことで発憤し、最高の成績をおさめるかも知れません。ずいぶん経ってから、あのとき叱られたことがきっかけでこのように立派になりましたということもあると思いますが、怒られことで心は傷つき、その場では叱ってくれた相手によい感情を持てません。

一方、ほめられたときは、その先生に再びほめてもらいたいために、更に上を目指して挑戦するでしょう。私が大学生時代に英語教育を教えて下さったO先生は、まさに「ほめて教える」ことを実践なさった方でした。先生は、授業中は自分のことを「先生は~」とは言わないこと、そして教えるときには誤りを探すよりも、よい点をほめることで学生は伸びると教えて下さいました。私が伸びたか伸びないかは別として、ほめられるともっと勉強したくなるのは本当です。心理学でもほめて教える方が効果が上がるというデータがあるそうです。生徒のみなさんがもし叱られたら、それはしてはいけないことをしたときでしょう。理不尽なことで叱られたら、それは反論して下さい。でも本当に自分に非があったらそれを認めて、繰り返しその過ちをしないことです。そうすれば次の機会には先生はほめて下さるでしょう。ほめてもらえば笑顔が自然に出てくるはずです。

もみじ② もみじ③
中高棟のもみじ