大妻多摩中学高等学校

【校長室より】ポリアンナ効果とポジティブ・シンキング

クリスマス①
玄関ホールの
クリスマスデコレーション

『ポリアンナ』(Pollyanna)は1913年にエレノア・H.ポーターが書いた児童文学の古典であり、主人公で孤児のポリアンナが、父の教え通りに「楽しいこと探し」(The Glad Game)を通して世の中のよいことだけに目を向けることによって人生を切り拓いていく物語です。ポリアンナはどのような苦難に直面しても肯定的・楽天的に考えます。彼女は今で言うポジティブ・シンキング(Positive Thinking)の持ち主なのです。彼女の楽天的な姿勢は「ポリアンナ効果(Pollyanna Effect)」という言葉まで生みだしました。 ものごとを肯定的に考えることも肯定的な言葉もコミュニケーションには重要な要素です。「きれい」「美しい」の反対語は「汚い」「醜い」ですが、かつて私の高校時代の親友が、女性は否定語の代わりに肯定的な言葉のうち消しを使うべきだと言っていたのを思い出します。つまり「きれい」・「美しい」の反対語は「醜い」ではなくて「きれいではない」・「美しくない」と言うほうが耳障りがよいということなのです。また頭ごなしに「あなたはだめね」と言うのではなく「この点に気をつけてもう一度かんばってみたら」と励ますとやる気がわいてきます。やる気が出るか出ないかは言葉一つによって左右されます。 ちなみに『ポリアンナ』は、より英語的な読み方である「パレアナ」と訳されることもあり、日本でも1986年にアニメ『愛少女ポリアンナ物語』が放映されました。蛇足ですが、「ポリアンナ効果」は楽天的すぎる・のんき過ぎるという否定的な意味合いもあります。ものごとはほどほどが大切のようです。

クリスマス③ クリスマス②
玄関ホールの
クリスマスデコレーション