大妻多摩中学高等学校

Ms.Yamane Down Under〔第10回〕

Ms.Yamane Down Under

10回「オーストラリアの動物(続き)」 

 ごきげんよう。前回は「オーストラリアの動物紹介」でしたが、「カモノハシ」の姿が分かりにくかったので、最初にカモノハシの顔がはっきり分かる写真を載せておきます。

2015yamane0823_01
カモノハシの顔のアップ(動物園の案内板より)

それでは、オーストラリアの動物紹介の続きです!

 

その4:タスマニア-デビル (Tasmanian devil)

直訳すると、「タスマニアの悪魔」…オーストラリア本土では絶滅し、タスマニア州(場所は連載第3回参照)にのみ生息しています。コアラやカンガルーと同じ有袋類ですが、肉食動物です。生きている動物を捕食するだけでなく、動物の死骸も食べる「清掃動物(scavenger)」でもあります。耳障りな喉声で獲物を怖がらせるそうです。

以上の説明だけだととても恐ろしい動物のように思えますが、他の動物の個体数が増えすぎるのを抑えてくれるため、生態系にとって重要な役割を担っている動物です。近年は治療法の見つかっていない顔の癌が広まっており、絶滅の危機にさらされています。

2015yamane0823_02 2015yamane0823_03
結構素早く走り回ります 体長90 cmほどで、可愛らしかったです

 

その2:ウォンバット (wombat)

 同じく有袋類で、草、根、野菜、木の葉などを食べます。ウォンバットには3種類あり、私が動物園で見たのはミナミケバナウォンバット (southern hairy-nosed wombat) でした。写真を見ると、確かに鼻が毛深いかもしれません。体長約90 cmほどで、ずんぐりむっくりしています。半乾燥地外に生息しており、昼間は暑さを避けるために巣穴で過ごします。

2015yamane0823_04 2015yamane0823_05
お食事タイムのときは巣穴の外に出てきました 夜行性の動物です

 

 

その3:コアラ (koala)

 英語ではkoala bearと呼ばれることもありますが、クマ科ではなく有袋類です(オーストラリアに野生の熊はいません)。主に樹上で生活し、ユーカリの葉しか食べません。一日最大20時間も眠ることもあるそうです。一時は絶滅しかけたこともありましたが、今は保護が成功してかなり回復しています。

 さて、koalaという単語ですが、「ーラ」と発音します。カタカナ語読みとアクセントの位置が違いますね(ちなみにkangarooの発音は「カンガ」です)。

2015yamane0823_06 2015yamane0823_07
若いコアラの集団(割と活発)
しっぽがほとんど無いのが分かりますね!
同じ種類ですが、生息地が北か南かで、
見た目が異なります(気候が違うため)

動物園には、オーストラリア特有の動物がここでは紹介しきれないくらいまだまだたくさんいました。そのうちのいくつかを写真だけでも載せておきます。

2015yamane0823_08 2015yamane0823_09 2015yamane0823_10 2015yamane0823_11
フクロネコ
(quoll)
ミミナガバンディクート
(bilby)
ディンゴ
(dingo)
フクロギツネ
(golden brushtail possum)

たくさんの動物を見ましたが、私の印象に残ったのは動物そのものよりも、「動物ショー」「動物紹介」などのあとに、飼育員さんが「野生動物を守るために行われている取り組み」や「私たちが日常生活のなかできること」についてお話してくれることでした。自然豊かな国であるからこそ、ひとりひとりの意識が大切なのかもしれません。

 

 


 ※この連載で使用している画像は、山根本人が撮影した写真か、bing.comで「無料で共有および使用」もしくは「無料で変更、共有、および使用」のライセンスフィルターをかけて検索した画像です。