大妻多摩中学高等学校

トルコを知るためのおすすめ図書

トルコセミナーで現地トルコでのコーディネートをしてくださる土屋とも江さんに、今回はおすすめの本を挙げてもらいました。土屋さんのオフィスにはトルコ関係の日本語書籍がほぼすべてそろえられています。

軽く小さく安いもので、高校生でも読みやすいもの、なおかつ今回はあえて歴史や一般的な本以外でピックアップしてくださいました。土屋さんいわく、「この辺の本がきっかけとなって、興味が広がり、専門書に進んでいけば良いと思います。」

『トルコ世界一の親日国―危機一髪!イラン在留日本人を救出したトルコ航空 』森永 堯 (明成社)
同様の内容の本は沢山出ていますが、これはトルコ航空機への依頼を実際にした本人が書いていて、為信憑性が桁違いです。必見本です。

『東の太陽、西の新月―日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件』(現代書館)
『明治の快男児トルコへ跳ぶ―山田寅次郎伝』(現代書館)
どちらも明治研究家の山田邦紀さん・坂本俊夫さんが、日本の明治時代の文献を調査しまくって書かれた本で内容が充実しています。国語が苦手な高校生には読み辛いかもしれませんが。

以下は小説です。

『コンスタンティノープルの陥落』塩野七生 (新潮文庫)
イスタンブールに来る前に必ず読みたい名著。歴史書ではなく、小説です!ロードス島攻防記、レパントの海戦と三部作なので、気に入った人は読破しても良いかと思います。
塩野七生さんはイタリアが専門なので、トルコ語は誤記が多いですが、内容は面白く、読むとイスタンブールの町に興味が沸きます。
コンスタンティノープル陥落がテーマなので時代は15世紀です。ロードスとレパントは16世紀。

『シナン〈上下〉』夢枕獏(中公文庫)
オスマン帝国最大の建築家ミマル・シナンの生涯が書かれた本。オスマン帝国最盛期のスレイマン大帝時代が描かれています。
これを読むとオスマン史への具体的なイメージが沸く様になると思います。これも歴史書ではなく小説です。
ミマル・シナンを知らずしてトルコに来るのは残念だと思います。

『イスタンブールの群狼』『イスタンブールの毒蛇』ジェイソン・グッドウィン(ハヤカワ・ミステリ文庫)
二冊とも読みきりです。19世紀のオスマン帝国時代のイスタンブールが舞台の歴史ミステリー小説。作者はビザンチン史の専門家なので内容は本格的です。イスタンブールの観光地も沢山登場します。
ただし、500ページ以上あって長いので読書好きの人で無いと読みにくいかもしれません。好みの分かれる本かと思います。イスタンブールに来たことがある人の方がイメージが沸いて読みやすいかも。

『インフェルノ』ダン・ブラウン(角川書店)
ご存じ『ダヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』のロバート・ラングドン・シリーズ。小説の舞台に地下宮殿、アヤソフィアなどイスタンブールの名所が多く登場!

『失われた薔薇』セルダル オズカン (ヴィレッジブックス)
すみません。これ絶版ぽいですね。トルコ人作家によるスピリチュアル系の小説です。
ダイアナが、アメリカからトルコへ飛び、イスタンブールの薔薇園で不思議な体験をした後、エフェソスに行きます。
夢、母と娘の絆、恋の予感、ほんとうのしあわせ、ありのままの自分自身であるという勇気…などがテーマの本です。
高校生の女の子には良いかなあと思ったのですが・・・。アマゾンで1円で買えます(笑)。

以下、漫画です。

篠原千絵さんが沢山トルコ関係の漫画描かれてます。他にもあるかもしれませんが、有名なのは以下。
『天は赤い河のほとり』(古代ヒッタイト帝国が舞台の歴史漫画。首都は現在のハットゥシャ遺跡)
『夢の雫、黄金の鳥籠』(オスマン帝国時代16世紀のスレイマン大帝正妃ヒュッレム・スルタンが主役の歴史漫画。舞台はイスタンブールがメイン。)
『暁に立つライオン』(世界遺産サフランボルが舞台のミステリー漫画。)

『トルコで私も考えた』高橋由佳利(集英社)
すでに定番ですね。文庫版や電子版色々出てます。

『白い街の夜たち』市川 ラク(ビームコミックス)
これは新しい漫画で、日本のトルコレストランで働く女の子が主人公です。トルコの文化や食事に触れられます。

これくらいで十分でしょうか?