大妻多摩中学高等学校

平成26年度 保護者文化活動

今年度は脳科学者・茂木 健一郎先生をお迎えいたしました。
先生は脳科学、認知科学をご専門として『クオリア』(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究されています。数多くの執筆、テレビ番組や雑誌などマスメディアでもご活躍されています。「脳と幸せ」をテーマに有意義なご講演をして頂きました。


平成26年9月21日(日)15:00~16:30(開場 14:00)

大妻学院多摩キャンパス 学生会館(大講堂)

茂木 健一郎氏


『脳と幸せ~混迷の時代を生きるヒント』
講演概要 一芸に秀でて、何かに長けている人は「幸せな人生」を送っているといえる。
大切なのは、一生学び続けられる何かを見つけられるかということ。
時代は国際化の波が来ている。英語を例にあげ、世界共通語として使われる英語。
1分間スピーチを英語でできるか・英語の原書を読むことができるか・映画を字幕ではなく理解できるか・英単語のボキャブラリーテスト(ネット上でチャレンジ可能)で大学入試レベルの6000語のボキャブラリーサイズはあるか(茂木先生は21000語、ネイティブの下位相当とのこと)、自分の頭で考え、どれだけ自分の意見が言えるかという批判的思考“Critical thinking”が求められる時代。これからの女性には
日本の伝統文化を学び、英語を自分のものに出来ることが理想。
学習することは、今までの自分と違う自分になれること。
脳は「ドーパミン」と「強化学習」が好きである。ドーパミンは脳の若返り、脳のアンチエイジングに効果がある。出来ることを続けても脳は喜ばない、ドーパミンは出来るとわかっていることを成し遂げても放出されない。出来るかどうかわからないことに一生懸命になってぶつかり、そして苦労の末、それを達成したときに大量に分泌される=脳が喜ぶ
人生の経験すべてが「学習」であるといえる。ある行動をとる→試行錯誤の末うまくいく→上達し褒められる、達成感を得る→ドーパミンが放出され快感を得る→ある行動と快感が結びつく→再び同じ行動をとりたくなる=強化学習につながる。
英会話や三つ玉のお手玉等を実演することにより、新しいことにチャレンジし、克服・達成することでドーパミンが分泌されるということを、客席から選ばれた数名が舞台上で
実体験した。