大妻多摩中学高等学校

第191段

現在、中学3年生は卒業研究に取り組んでいる。いよいよ下書きを作る段階に取りかかり、はやい生徒だと、ほぼ下書きが出来上がるところまで到達している。
この卒業研究は、ひとりの教員が4人の生徒の指導にあたるのだが、4つの研究内容に触れることは、教員にとっても勉強になる。生徒はこれまで多くのことを与えられすぎてきたので、意外とこの取り組みを楽しく感じているのではないだろうか。各生徒から仕上がり状況や研究内容の話を聞くと、「調べる」という作業をほんの少し新鮮に感じている生徒の様子をうかがうことができた。
研究という作業に取り組み、壁を乗り越え、ひとつの作品を仕上げた生徒は、その後「能動的」に学習していく姿勢がより身につくのではないだろうか。また、この題材について生徒同士の会話も深みを持ち、知的教養の涵養にもつながるだろう。
そして、この取り組みは、教員自身の探究姿勢も育ててくれる。ますます大妻多摩の知的レベルは高まるだろう。まさしく、進化し続ける大妻多摩である。

井の中の高野聖