大妻多摩中学高等学校

「鎌倉時代人物関係相関図」で日本史アクティブ・ラーニング

「鎌倉時代人物関係相関図」で日本史アクティブ・ラーニング 

日本史アクティブ・ラーニング1 日本史アクティブ・ラーニング2

 鎌倉時代の政治史が終わった後、文化史にはいるのですが、今回は政治史で学んだ人物が、文化史で登場する人物とどのようなつながりがあるのかに焦点を絞って、協同的な学びをしました。教科書の確認を個人作業(知識の確認)で行った後、黒板に書かれてある相関図(生徒がとても丁寧に書いてくれました)に注目して、「なぜ、線でつながれているのか」を探るというものです。教員から解説はしません。生徒がグループで調べていくというものです。政治史解説の授業で少しは触れた事柄もあるので、生徒はそれをヒントに、教科書や図説、用語集、電子辞書などを駆使して調べていきました。

 相関図全体の調べが終わった後、各班ごとに分担(例えば、1班は①、2班は②)を決めて、その分担に焦点を絞って調べていきました。教員からは、他の人に解説できるように仕上げることを伝えます。しばらく「作業」した後、以下のように指示します。

 

 ・4人グループのうち、2人はその場に残り解説する。

 ・残りの2人は他の班をまわり、説明を受ける。


いわゆる
「ワールドカフェ方式」です。生徒は人に説明するために一所懸命に調べたことを整理してしゃべっていました。また、説明を聞く側は新たな情報があるかもしれないと熱心に説明内容を吸収するため集中していました。

 各班まわりが終わった後、元の班に戻り新たな情報の共有を測ります。最後の5分で教員から簡単な解説をしました。

 生徒間でしゃべり確認し合うことで、知識の定着は格段に上がります。また、生徒の会話から、知識を間違って理解したり、教科書の読解が間違っていることも分かり、すかさず教員が口を出していきます。この瞬間こそしっかりとした定着になるのでしょう。

 これから大切になる学びは、「主体的・対話的で深い学び」と言われてます。アクティブ・ラーニングという言葉では表面的な発表やディベートをやっていればよいという認識になる危険もあり、「主体的・対話的で深い」という表現が広まっています。

 大妻多摩でも、この「深い」というところを大切にしていきたいものです。これが生徒だけではなく教員も含めた「探究」につながっていけばすばらしいでしょう

 次回は、「鎌倉幕府の成立年から教科書の本文を作ってみよう」という「学び」に入ります。生徒がどんな議論を深めていくのか楽しみです。