大妻多摩中学高等学校

【教員つれづれ草】第232段

最近、「○○力」という言葉をよく聞く。3学期の高校始業式でも「他喜力」という話を聞いた。この「他喜力」を身につけると、どんな人でも目標に向かってゴールすることが可能になっていくという。うまくいく人は、他人を喜ばすことができており、このような人が勝つ仕組みになっているのである。

逆に、うまくいかない人は、自分を喜ばすことしか考えていないらしい。ふと、自分はどうなのかと少し振り返ってみる。素直に人を褒めたり、「よかったね」と言うことができているのか。これができるかできないかはけっきょく人間としての包容力の問題なのだろう。人を素直に受け入れ認め合う。その結果、あらゆることがよい循環で回っていくのだろう。

「他喜力」「包容力」そして「折れる力」……。この「折れる力」も最近言われるようになった。自説を曲げない頑固さは人の成長を阻害するという。気をつけなければ? としみじみ思う。

「他喜力」の話とてもよかった、とこの場で伝えたい。

井の中の高野聖