大妻多摩中学高等学校

【教員つれづれ草】第210段

「この国のかたち」について考える。

先日、NHKで司馬遼太郎の特集番組が放送された。没後20年でもある。
日本とは何か? 日本人とは何か? 私はこのテーマにとても興味があり、高校生の頃から司馬作品を読みあさっていた。

だが、大学生になってから司馬作品とは距離をおいてきた。著者の魅力的なフレーズに取り込まれ、自分を見失ってしまうのではないかと思ったからだ。

今、あらためて『この国のかたち』(文春文庫)に目を通す。日本の歴史は本当に世界の歴史と比較して特殊なのか? まだ自分のなかで結論は出ていない。しかし、「グローバル社会」真っ盛りの今こそ、私たちは日本の宗教観や「寛容さ(適当さ?)」を世界に訴えていくべきではないだろうか。

その先に世界との「共生」が実現すればすばらしい。大妻多摩のグローバルは「寛容」と「共生」の柱を核に出来ればと、個人的には願っている。

井の中の高野聖