大妻多摩中学高等学校

「小さなユーモアと大きな勇気」

「小さなユーモアと大きな勇気」

教頭 辻 豊仁

 

「今日は校長が不在なので、Welcome Ceremonyのスピーチは先生にお願いします。」
留学生担当の先生から「恐怖の指令」が突然やってきました。
英文学が専門で、英語がペラペラの校長とは異なり、私の英語はヘラヘラなのです。その私が、オーストラリアのブリジディーンカレッジから来校した12名の生徒と引率の先生方の前で歓迎のスピーチをすることになりました。

 

「絶対に日本語で通すゾ!!」と固い決意で臨んだ歓迎会でしたが、自由参加のこの会には、案に相違して本校の生徒がたくさん参加しておりました。
彼らを見ているうちに、「理科のオジさん先生が拙い英語で一生懸命しゃべっている姿を見れば、生徒たちも勇気を出して留学生とコミュニケーションを持とうとしてくれるのではないか・・・・」という思いがこみ上げてきました。
そこで、私は次のようなスピーチを行いました。

 

Welcome to OTSUMA TAMA.(大妻多摩へようこそ。)
OTSUMA TAMA is OTSUM ATAMA. (大妻多摩はオツム・アタマにもなります。)
OTSUM means head and ATAMA means head,too.(オツムもアタマも意味は同じ。)
OTSUMA TAMA means head and head.(大妻多摩はアタマの学校です。)
So if you study at OTSUMA TAMA, you all will be clever and clever!!.
(だから、この学校で学べば、みんなすごく賢くなれます!!。)
I hope so. Thank you.(それが私の願いです。)”

 

このスピーチを聞いた日豪両国の生徒は、「ポカン」としておりました。英語の授業なら、先生から叱られるような英語かもしれません。しかし、この程度の英語力でも気持ちを伝えることはできました。その証拠に、翌日、引率の先生から「生徒たちがあのスピーチをとても喜んでいましたよ。」とのお言葉をいただきました。
私の小さなユーモアと大きな勇気が、生徒たちのグローバル化魂に火をつけてくれることを願います。ごきげんよう。