大妻多摩中学高等学校

高3選択英語での一学期のまとめのプレゼン授業と、中1スタディサプリEnglish

高校3年生の選択の英語授業、選択OC演習では、この1学期には「女性の社会進出とその障害、高齢化社会の問題」をテーマに、慶應義塾大学や早稲田大学などの難関大学の1,000字を超える超長文問題を利用しながら、「主体的、対話的で深い学び」の授業に取り組んできました。去る6月14日には、港区芝にあるアセアンセンターにフィールドワークにも出かけ(来週には、報告記をHPにアップする予定です)、英語と日本語の講演を聞いたりインタビューをし、そこで知り得た事も取り入れて、3人グループで協働して英語のプレゼンテーションを行いました。各グループ10分前後の力作のプレゼンとなりましたが、期末考査前のお忙しいところ、谷林校長をはじめ何名かの先生方が参観に来てくださいました。ありがとうございました。

「女性の社会進出」に関してプレゼン用に生徒が作成し廊下に掲示したポスター

「女性の社会進出」に関してプレゼン用に生徒が作成し廊下に掲示したポスター

「女性の社会進出」を促す "Be Hungry" のスローガン

「女性の社会進出」を促す “Be Hungry” のスローガン

この選択授業では、高校2年生の時から「学んだことを英語で発表する、知識を活用する中で技能の定着を促す」ことを目的に取り組んできましたが、2年目を迎えた生徒たちはすっかり慣れたもので、原稿作成においても、発表の仕方(暗記、ジェスチャーや立ち位置、強調の仕方)や、資料の作成とその使い方においても、大変立派な英語のプレゼンテーションでした。2年間の指導を通して、彼女たちの成長とその努力の成果を感じられました。どの大学に進んでも、きっと他校生に気後れすることなく、堂々とプレゼンテーションができる、楽しめるレベルになっていました。もう20年以上もこの授業に関わっています。歴代の卒業生たちも優秀で立派でしたが、今年の高校3年生も本当に素晴らしいです。彼女たちは皆、私のプライドです。(伊藤)
以下、谷林先生からいただいた参観記を載せます。先生は、授業の最後に自らも英語で講評をしてくださいました。

このプレゼンでは、「日本社会で女性が輝き、持てる能力を十分生かすためにどうしたらよいか、職場において、どのようにしたら女性は可能性を伸ばすことができるのかについての提言」がまとめられていました。生徒たちは3人のグループに分かれて、次の3項目についてそれぞれ独自の考えを発表していました。

3つの項目とは、
(A) Illustrate what high school girls are worried about when they think of working in the future? (女子高生にとって、将来就職するときに不安なことは何ですか?)
(B) What do you think are the problems or obstacles to prevent Japanese women from working by the full use of their potentials? (女性が社会で活躍するのを阻むものは何だと思いますか?)
(C) Make a few suggestions to encourage more women to make full use of their potentials and “shine” in the workplace of Japan. (女性が職場で能力を発揮して輝くためにはどうしたらよいか、提案をしてください)

生徒たちはクラスメイトや他学年の生徒にアンケートを取ったり、先生方にインタビューして、将来自分が就職したときに不安に思うことを円グラフにまとめたり、学校における産休・育休制度について調べたりして意見をまとめました。

6月14日にフィールドワークで訪問したアセンアンセンターで

6月14日にフィールドワークで訪問したアセンアンセンターで

6月14日にフィールドワークで訪問した日本ASEANセンターでのインタビューや講演を通じて、ASEAN諸国の方が「女性は働きやすい」と感じたと話したグループがあったり、男女雇用機会均等法によって、男性も家事や育児を分担することが多くなってきているので、育児用品なども男性が持つのにふさわしいものを作ったらよいのではないかという提案もありました。また、お金をかけずにジェンダー平等を世の中に知らせるためにSNSを使って意見を発信し、連帯の輪を作ったらどうかという女子高校生ならではの意見をまとめたグループもありました。テレビのニュース番組の司会者とゲストに分かれて、女性は社会で活躍できないのではないかという偏見を捨てて、ハングリー精神をもって自分の夢を自分でつかみ取ろう、子育てをしながら総合職で管理職まで上り詰めようとゲストが意見を述べたグループなど、それぞれに趣向をこらして英語で発表しました。
授業で何度もプレゼンを経験している生徒たちですので、ほとんど原稿を見ることもなく自信を持ってとてもきれいな英語で発表ができていました。テーマが、将来自分が遭遇する身近な問題だったので、考えをまとめやすかったのではないかと思います。大学に進学し就職しても、高校生の今持っていた問題意識、真剣さと熱意、そして協働作業を忘れずに、これからも社会に目を向け続けていただきたいと思いました。(谷林)

CALL教室1で放課後に スタディサプリ English などリスニングの勉強をする中1生

CALL教室1で放課後に スタディサプリ English などリスニングの勉強をする中1生

高校3年生のプレゼン授業を終えて英語科の準備室で片付けをしていると、隣のCALL教室1に中学1年生が数名集まって、期末考査の勉強をしている姿が見られました。中学1年生では今年度、リクルート社の「スタディサプリ English」を取り入れてリスニングの授業を週1回行っています。放課後のCALL教室開放日を利用して生徒たちが集まり自主勉強をする姿が、今年は特に中1生の間で目立つようになりました。来年度には中1生から高1生までタブレット一人1台の購入も控え、今後ICTを活用した授業は増えます。この中学1年生が高校3年生になったときに行う英語のプレゼンテーションは、きっとさらにレベルアップするだろうと思えた瞬間でした。楽しみです!(伊藤)