OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校案内

 
 

大妻多摩のビジョン

〜伝統と進化、未来が融合する学校を目指して〜

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「世界で輝く人となる」



 2020年を迎え、日本はオリンピックとパラリンピックとの話題で持ちきりですが、10年後の2030年には日本は少子高齢化がいっそう進み、65歳以上の人口が総人口の3割に達し、生産年齢人口は総人口の約半分にまで減少するといわれています。文科省では将来を担う子どもたちにとって豊かで暮らしやすい未来を約束し、「2030年の社会と子どもたちの未来」について論点整理しています。

 一方国連は、地球の温室効果ガス削減によって環境破壊を食い止め、途上国の貧困や格差を是正すべく、2030年をSDGs(持続可能な開発目標)の目標年に定めました。17の目標と169のターゲットからなるSDGsは、地球上のすべての人々が健康な暮らしをするための不可欠な要因としており、先進国における快適な暮らしを次世代にまで継承する政治や経済の取り組みも含めて、「(世界中の人々が)共同の旅に乗り出すにあたり、誰も置き去りにしない」社会の実現を目指しています。

 大妻多摩中学高等学校は6年間の「共同の旅」において、生徒それぞれが「自立自存」「寛容と共生」「地球感覚」の精神で成長することを願っています。

1. 「自立自存」


「自立自存」とは自らの足で立ち、自らの力で生きるという意味の大妻コタカの言葉です。男子に負けまいと勉強したコタカは、女性が手に職をつけて経済的に自立できるようにと考え裁縫学校を作りました。コタカの思いは、自らが学んだスキルを他の人にも伝えたい、また生徒に教えることで自立してほしい、さらには教育によって社会に貢献したいということでした。

 2020年に小学校から順に実施される文科省学習指導要領の改訂に伴い、大規模な教育改革が行われつつあります。今問われているのは「主体的・対話的で深い学び」です。自分の力で問題を発見し、問題解決できる能力や論理的思考力を身につけること、そして互いの学び合いによってさらに深い学びにつなげることが重要になってきます。

 大妻多摩では、図書館アカデメイア棟を利用する調べ学習や探究における論文作成、体育祭・文化祭・合唱祭という三大行事やクラブ活動の主体的な計画と運営、キャリア教育などにより、学習への主体的参加を促しています。


2. 寛容と共生

 多様化する社会では、異なる文化や価値観をもつ人々が、互いの文化的差異を受け入れ、尊重し合いながら新たな関係を築く必要があります。この考え方を「多文化共生」といいますが、そこでは、私たちが異文化と出会ったときに自国の文化を再確認するとともに、異文化を受け入れる寛容さが求められます。例えば、日本におけるオリンピック・パラリンピックの開催も、異文化交流の大切さを知るだけでなく、障がいのあるなしにかかわらず、さらに性差を乗り越えて、互いに理解し合う寛容さがなくてはなりません。

 中学一年生で経験するプレ・エンパワメントプログラムでは、世界各地から日本の有名大学に留学してきた学生と一緒に、将来の進路について考えます。また中学2年生のグローバル・キャリア・フィールドワークでは、オーストラリアの高校生や大学生と意見交換したり、日本企業で働く人たちにインタビューしたりする機会があります。

 中学の早い段階から留学生の話を聞いたり、海外から日本を見たりすることは、その後の語学研修やターム留学における海外体験へと引き継がれます。このような異文化体験は日本人としてのアイデンティティを再確認するためにも大変よい機会になります。

 大妻多摩では日本国内の修学旅行や校外学習を実施したり、茶道や書道の授業を取り入れたり、ひな祭りなどの日本の伝統行事を生徒主体で行うことによって、日本文化の知識の習得も大切にしています。

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3. 地球感覚

 情報通信技術や交通手段の急速な発達により、様々な分野で国と国との境目が曖昧になり、異文化交流は日常的になります。私たちは地球規模で相互の結びつきを深め、異文化との接点は今までになかったほどの速さと規模で広がっていきます。SNSの発達により情報は瞬時に世界中に広がり、驚くほどの影響力を人々に及ぼします。

グローバル社会を生き抜くには、日本中、世界中の動向を知り、様々な問題を自らのこととして真剣に考えなくてはなりません。世界各地の紛争と難民問題、貧困や飢餓からの脱却、さらに地球温暖化対策に端を発した環境問題に至るまで、広い視野で物事を考える必要に迫られています。
 日本ではきれいな水を得ることが当たり前であり、すべての子どもたちに義務教育の機会が与えられていますが、世界には水や食料さえ十分ではなく、義務教育すらも満足に受けられない、特に女子に対して教育を受ける機会さえ奪う地域があるのです。また、日本は毎年のように大きな災害に見舞われますが、世界に目を向けると、災害は日本だけの問題ではなく、世界各地で気候変動による大洪水や森林火災が起きていることがわかります。80億人もの人類が住むこの地球を「持続可能なものにするために」、世界中の英知を集める必要があります。

家庭や学校など身近なことだけでなく、地球規模で考えたり行動するときには、英語力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、論理的思考力、社会適応力が不可欠です。大学を卒業したその先の将来を見据えて、社会に出たときに国際的な視点を持てるよう、若い柔軟な心をもっている中高生の段階で身につけておくことが大切です。

大妻多摩では海外研修プログラムだけでなく教科横断や探究の授業で、グローバルな視野を広げて研究・発表する機会があります。


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