大妻多摩中学高等学校

Mariko’s Monthly News 1月

新年明けましておめでとうございます。本年も生徒の皆さんにとって楽しい学校でありますよう教職員一同努めてまいります。

1月7日

2018年1月バトン部②

始業式の前日ですが、生徒たちは各部の活動に汗を流していました。バトン部では高校2年生を送る「引退式」が4体(4階体育館の略)で開かれ、引退する高2生徒の前で、中学1年から学年ごとに演技を披露しました。日が差しているとはいえ4体は冷蔵庫のような寒さ。見学する私たちはコートを着ていましたが、生徒たちは肩を出した衣装を着て張り切って先輩の前で演技しました。その後は生徒の代表が先輩一人一人に思いを伝え、それから感謝の気持ちを込めてプレゼントを渡していました。高2の生徒にとっては、最後の学年でつかんだ全国大会出場に今までの5年間の思い出がよみがえってきたのではないでしょうか。

2018年1月バトン部①

一方グラウンドではソフトボール部高校生が中学生を指導していました。私が写真を撮りに行くと、「何に載せるんですか!緑のシャツの子がエースだから、写真撮ってください」とノックをしていた高校生に言われました。さすがに高校生は上手です。また2体(2階体育館の略)では剣道部が練習をしていましたが、氷のような床の上で練習する部員はみんな裸足です。コーチに伺うと、足の裏がすべすべになって滑ってしまうのだとか。

2018年1月ソフトボール部① 2018年1月剣道部①
ノック練習中のソフトボール部(左)
裸足で練習する剣道部(右)

1月25日

2018年1月合唱祭

本日は三大行事のうちの「合唱祭」。パルテノン多摩が改修中のため、今年は府中の森芸術劇場どりーむホールで行われました。一年中で一番寒いこの時期に行われる合唱祭ですが、外は極寒でもホールの中は春の息吹と若さがみなぎるクラスと学年対抗の熱い戦いになります。毎年この合唱祭では生徒たちのひたむきさと美しさ、クラスの団結力に感動します。新年が明けたころから生徒たちはクラスに分かれて合唱曲を練習し始めますが、休み時間の教室移動や放課後など、いつもでしたらまるで動物園のようなにぎやかさとバタバタという足音が聞こえるのですが、この時期ばかりは合唱曲の美しいハーモニーが校舎のあちこちから聞かれ、久しぶりに大妻多摩は女子校だったのだな(!)と再確認します。

当日はプロの先生方の厳正な審査の元に各賞が贈られますが、2年ほど前から新たに「校長賞」を設けています。私は合唱にかけては全くの素人ですが、歌詞の日本語が明瞭に伝わってくること、クラスがまとまっていること、そして心に訴えるものがあるかという観点から採点しています。つまり聞いていて感動して「ぐっとくるか」ということが大切なのです。

どりーむホールはパルテノンよりはるかに大きなホールですので合唱となると勝手が違うようで、審査の先生もこの規模のホールで遠くまで声が届くように選曲も考える必要があるとコメントをいただきました。素人耳にはホールの音響が抜群なだけ、どのクラスも甲乙つけがたい出来栄えだったと思います。最優秀賞は高校を押さえて中3-4の「消えた八月」。修学旅行で広島を訪れ、そこで感じたことから曲を選んだということですが、原爆をテーマにした難しい曲を緩急をつけて見事に歌い上げました。合唱祭の前日、たまたまこのクラスのリハーサルを聞くチャンスがあったのですが、その迫力に圧倒されました。そして校長賞は中1-2の「なんでもないや」。ピアノと指揮と合唱のハーモニーが素晴らしかったです。

2018年1月合唱祭練習(中3-4)
合唱祭前日、廊下でも練習する生徒たちの姿

場所も変わり、勝手が違ってやりにくかった面もあったかと思いましたが、朝早くから集まってくれた70名の生徒会と学級委員の連携で運営もスムーズにいき、また生徒の皆さんの会場でのマナーや出場・退場・身だしなみ・立ち居振る舞いなどが立派で感心しました。これも日頃の先生方のご指導の成果だと感じました。一年最後の大きな行事でしたが、この合唱祭によってクラス全体もますますしっかりとまとまったのではないでしょうか。

★★★


名物先生訪問(生物A先生と社会科N先生)

 

2018年1月A先生のお世話している微生物たち④

先日、生物のA先生が青汁のような緑の液体の入ったコップを持っていらしたので、先生にくっついて生物室に伺いました。先生は日曜日でも夏休みでも生物室にいる生き物の世話のために学校にいらっしゃると聞いていたので、いったいどんな生き物がいるのか見に行ったのです。緑色の液体は「ミドリムシ」。いくつもの水槽にいたのは「ミドリアメーバ」、「クロレラ」「ヒドラ」、「ユーグレナ」たち。

2018年1月A先生のお世話している微生物たち② 2018年1月A先生のお世話している微生物たち③ 2018年1月A先生のお世話している微生物たち⑤ 2018年1月A先生のお世話している微生物たち①
ミドリアメーバ クロレラ ヒドラ ミドリムシ

素人目には緑か茶色の藻(?)か、水槽のごみにしか見えません。先生はスポイトに取って見せてくださいましたが、顕微鏡でしか見えない生き物たちはすべて教材なのだそうです。グッピーのうろこを一枚はぎ取って、そのうろこの上で微生物を培養させるとか、それらの微生物のえさを卵から孵化させる(!)というようなお話を伺いました。先生が指導をしている高1の「探究基礎」の論文テーマには、「ネズミの死骸の自然腐敗の研究」というのがあるそうで、キャンパスのどこかに雨に当たらないようにして「それ」があるのだそうです。日頃は「ムササビ観察」や「多摩の野鳥観察」などの引率をしてくださるA先生ですが、本当に愛しているのは顕微鏡の中の世界なのだと感じました。


さて、社会科のN先生はバスケットボール部の顧問でもあり、その熱血指導で知られています。「4体に行くと人が変わっちゃうんだよ」とおっしゃるN先生、身をもってディフェンスを指導してくださいます。そのN先生ですが、アカデメイア棟は先生のコンセプトがあちこちに生かされているのをご存知ですか。

2018年1月N先生の熱血指① 2018年1月N先生の熱血指②
バスケットボール部 活動の様子
(ディフェンス指導中のN先生と部員たち)

吹き抜けの構造、中央の赤のタペストリーと緑のシンボルツリー、靴を脱いでくつろげる読書コーナー、壁に掛けられた絵画と窓際の植物、そして照明器具からトイレのタイルに至るまで、すべてN先生のアイデアです。ホームカミングデーに図書館を見学した卒業生にその話をしたら「ノム、すごいね!」と言っていました。そうです。N先生とは「ノム」のことです。

2018年1月① 2018年1月④
N先生デザインの図書館と
お手入れの行き届いた中高棟のバラ園

お宅の庭にも素敵なバラ園をお持ちのN先生が、中高棟グラウンドのバラの手入れをなさっているのを知っている人は少ないかもしれません。毎年きれいな花を咲かせるように、季節にあわせてひそかに肥料をやったり剪定しているのは先生なのです。グラウンドの片隅のバラ園をきれいに整地し、アーチ形のトレリスにツルバラを咲かせて、その下に生徒や卒業生のための休憩コーナーを作りたいと常々おっしゃっていますが、なかなか実現しません。先生は個人的にはパン焼き窯を作っておいしいパンを作りたいとおっしゃっています。早く春が来て、再びバラがきれいに咲くのを早く見たいですね。

 

2018年1月②

社会科教室の帆船「カティーサーク号」の模型はN先生が持ってきてくださったものです。実物はロンドンのグリニッジにあります。

文と写真:谷林眞理子