大妻多摩中学高等学校

【校長室より】今年のイースターは4月1日

今年のイースター(復活祭)は4月1日

20180312校長室よりイースター①
図書室のイースター飾り

バレンタインデーが過ぎたころ、デパ地下のおかし売り場には卵をかたどったお菓子やウサギの形をしたチョコなどが並ぶようになりました。ディズニーシーでは3月27日から72日間、「ファッショナブル・イースター」と称してイースターパレードなどが行われるそうです。

ところでイースターって何?

ハロウィンやバレンタインが日本でも大々的に祝われるようになったというか、その時期に合わせて特別なお菓子が売られるようになりましたが、そもそもこれらのお祭りは西欧諸国またはキリスト教の国々で祝われるものなのです。日本はおおかたが仏教・神道を信仰しているといわれ、お祭りといえば神社仏閣を中心に年中行事として古来からの伝統的なお祭りが行われてきました。クリスマスを始めキリスト教のお祭りは明治以降に西欧から入ってきたものであり、日本では宗教色を抜きにしてケーキやクッキー、チョコレートなど西欧的なお菓子を買って食べる日になってしまったようです。イースターが日本で祝われるようになったのはここ4,5年のようです。

実は復活祭とは、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念する、キリスト教にとってもっとも重要な祭日なのです。

復活祭は基本的には必ず日曜日に祝われますが、この日曜日は春分の日の後の最初の満月の次の日曜日と決められているため、年によって日にちが異なり、それで「移動祝祭日」ともいわれます。今年は、ローマ教皇を首長とする西方教会(カトリック教会)では4月1日、ロシアを中心に発達した東方教会(正教会)では4月8日に祝われるということです。(ここでは大きく西方と東方に分けていますが、聖公会、ルーテル教会、プロテスタント、ギリシア正教会など、教派によって復活祭の日にちの数え方や祈りの習慣は異なります。)

どうして卵なの?

西方教会・東方教会では復活祭の前の40日間の大斎(四旬節)があり、その間は肉や乳製品、卵などは食べるのを禁じられ、復活祭の日に初めて解禁になることから、復活祭の正餐の食卓にはこれらのごちそうや、卵を使った復活祭用のお菓子やケーキが作られるということです。このような習慣は国によっても異なりますが、代表的なものにイースター・エッグがあります。国や地域によって、復活祭には家の中や庭にきれいに彩色した卵を隠してそれを子どもたちに探させるといった遊びも行われます。

20180312校長室よりイースター②

どうしてイースターにはウサギが登場するの?

イースター・エッグは西方・東方両方ともで用いられますが、イースター・バニー(復活祭のウサギ)は西方教会のみの習慣であり、ウサギがイースターエッグを運んでくる言い伝えがあるのだそうです。つまりクリスマスのサンタクロースのような役目をするのがイースター・バニーなのだそうです。ウサギはrabbitですが、これは飼いウサギのこと、bunnyは子ウサギ、hareは野ウサギです。イースターのウサギはbunnyでもrabbitでもhareでも良いようです。ウサギは多産なので豊穣のシンボルとして幸せを運ぶという意味もあるのでしょう。

というわけでイースターはカラフルな卵とウサギの日というだけではなく、キリスト教徒にとってとても大切なお祭りだということがわかります。知人のカナダ人は敬虔なクリスチャンですが、大斎に入ると大好きなコカコーラとケーキをいっさい食べません。みなさんもお祭りを楽しむ前に、そのお祭りのいわれや習慣などを調べてみて下さい。